日本薬理学雑誌
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センソ含有製剤KY-1,KY-2の一般薬理作用
森下 信一齋藤 隆三島 泰宏水谷 睦平井 康晴川上 萬里
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1986 年 87 巻 4 号 p. 361-378

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抄録

センソ含有製剤“救心”の2種の処方につき一般薬理作用を検討した.両処方の薬理作用に顕著な差は認められなかった.即ち,両処方60 mg/kg, p.o. より酢酸ライジング抑制作用が,600 mg/kg, p.o. より自発運動抑制,睡眠延長,正常体温降下,下熱,色素透過性抑制などの作用が認められた.先に検討したセンソ成分の1つcinobufagin(CB)の作用と比較したところ,これらの作用はCBの3および30 mg/kg, p.o. においても認められていた.そのほかCBで認められず,“救心”で認められた作用は血糖上昇および胃液分泌抑制作用であった.これらの作用はセンソにも認められることから.センソに含まれるCB以外の物質によることが示唆された.

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