岩鉱
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論説
南部日高変成帯の花崗閃緑岩岩脈の岩石学的特徴とRb-Sr年代
本間 寿藤巻 宏和
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1997 年 92 巻 7 号 p. 265-272

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抄録

北海道日高帯南部にあるオピラルカオマップ複合岩体の閃緑岩に貫入している花崗閃緑岩岩脈の固結年代と,岩石学的特徴を明らかにした。ホストの閃緑岩と異なり,花崗閃緑岩岩脈は新鮮で変成作用を受けていない。Rb-Srの鉱物アイソクロン法により,固結年代は25.5 Maで初生Sr同位体組成は0.70362であった。また花崗閃緑岩岩脈の化学組成はホストの閃緑岩よりもより分化した組成である。しかし,Sr同位体組成からは花崗閃緑岩岩脈と閃緑岩が直接親子関係であるとは考えられない。岩脈中の角閃石はホストの閃緑岩よりも浅いところで結晶化したことを記録している。

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© 1997 日本鉱物科学会
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