大阪府済生会吹田病院 消化器内科
大阪府済生会吹田病院 消化器外科
2009 年 51 巻 11 号 p. 2877-2885
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症例は62歳男性.58歳時に直腸癌のため低位前方切除術を受けたが,4年後に肝転移を指摘され,さらに胃前庭部小彎にIIa+IIc病変を認めた.肝部分切除術と胃の内視鏡的治療を行い,肝腫瘍は直腸癌の肝転移,胃病変は粘膜内の高分化型腺癌とその粘膜下層に存在するカルチノイド(type III)の併発病変と診断した.両腫瘍は同一病巣内ではあるが連続性は認めず,それぞれ別個に発生したものと考えられる.非常に稀な症例であった.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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