日本消化器内視鏡学会雑誌
症例
消化管出血を契機に発見された広基性十二指腸孤在性Peutz-Jeghers型ポリープの1例
金 玹志西条 寛平瀬尾 充松浦 隆志一宮 仁相島 慎一松本 主之飯田 三雄
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51 巻 (2009) 6 号 p. 1431-1436

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抄録

症例は50歳,男性.タール便を主訴に来院し,上部消化管内視鏡検査で十二指腸下行部傍乳頭部に長径約20mmの広基性ポリープがみられた.観察時にポリープ表面より出血したため,止血術を施行した.再出血の可能性とVater乳頭口側3mmの近傍に位置していたことから,開腹下の外科的粘膜切除術で治療した.家族歴,消化管外徴候,消化管の他病変がないこと,および切除標本の病理組織所見から,孤在性Peutz-Jeghers型ポリープ(以下PJ型ポリープ)と診断した.十二指腸のPJPは比較的少なく,本例は広基性を呈した点で稀と思われた.

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© 2009 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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