REPORT OF TWO COEXISTING CASES WITH ADENOCARCINOMA AND MALIGNANT LYMPHOMA IN THE STOMACH

Tomoaki OHTA; Takashi KITAGAWA; Mitsuhiro SOHMA; Eiji MUTOU; Shouzou TAKEDA; Makoto KANDA; Yoshimi SHIBATA; Kiyoshi OKAMURA; Masayoshi NAMIKI

doi:10.11280/gee1973b.33.2246

抄録

　発生母地の異なる癌と悪性リンパ腫が同一胃内に共存した2例を経験した.症例1は,前庭部小彎に隆起型の乳頭状腺癌とこれに連続して前庭部前壁にdiffuse,mixed typeの悪性リンパ腫を認めた.症例2は前庭部大彎前壁にBorr3型の乳頭状腺癌と前庭部・灣後壁にBorr3型様の病変を認め,儲は組織学的にdiffuse,largecell typeの悪性リンパ腫であった.自験例を含め本邦における同様の症例58例を集計吟味し,考察を加えた.

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