日本消化器内視鏡学会雑誌
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下咽頭Candida症の1例
星加 和徳武田 昌治佐藤 一樹村上 三枝木原 彊
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1991 年 33 巻 11 号 p. 2407-2412_1

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抄録

 症例は食道狭窄で拡張術治療中の74歳女性で,拡張術の10日後より軽い咽頭痛,その後嚥下障害が出現した.内視鏡検査で下咽頭に潰瘍形成があり,造影検査での大きさは2cm大であった.生検で悪性所見なく酵母を認め,培養でCandidaalbicansが検出された.フルコナゾール1日100mg投与で嚥下障害は消失し,投与後50日目の内視鏡検査で病変は著明に縮小した.本邦咽頭Candida症の最近50年間の報告は,自験例を含め39例であった.

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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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