日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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超音波内視鏡にて経過観察しえた直腸粘膜脱症候群の1例
吉田 昌弘丹羽 康正後藤 秀実長谷 智有沢 富康宮田 章弘大岩 哲哉広瀬 善道西村 賢司渡辺 武人城 浩介早川 哲夫内藤 靖夫塚本 純久岡田 正典
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1995 年 37 巻 8 号 p. 1654-1657_1

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抄録
 症例は46歳女性,人間ドックで便潜血陽性を指摘された.注腸X線,大腸内視鏡検査で直腸前壁に,均一な白苔を有する類円形の潰瘍性病変を認めた.生検で腺管の過形成と間質内に線維筋症を認め,粘膜脱症候群と診断した.超音波内視鏡像では腫瘤形成を認めないUl-IIの潰瘍として描出され,粘膜下層の肥厚を認めた.4カ月後に瘢痕化し,超音波内視鏡像では粘膜下層に低エコー領域の残存が観察された.直腸の腫瘍と粘膜脱症候群との鑑別において,超音波内視鏡は有用と考えられた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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