A CASE OF SUBMUCOSAL BASALOID-SQUAMOUS CARCINOMA OF THE ESOPHAGUS WITH LIVER METASTASIS

Daisaku MORITA; Mikihiko KIMURA; Eiji SHINTO; Hidekazu SUGASAWA; Takefumi UCHIDA; Takashi ICHIKURA; Hidetaka MOCHIZUKI; Hitoshi TSUDA; Osamu MATSUBARA

doi:10.11280/gee1973b.47.974

抄録

　症例は72歳女性である.嚥下困難を主訴に来院.内視鏡検査にて,胸部下部から腹部食道に,4.2×2.5cm大の2型病変と1.6×1.3cm大の0-I型病変がみられた.2型病変の病理組織診断は,扁平上皮癌であった.胸部食道全摘術施行後,病理組織学的に,扁平上皮癌と類基底細胞癌の二重癌の診断で,深達度は各々外膜,粘膜下層に及んでいた.また,肝左葉には8mm大の類基底細胞癌の転移がみられた.

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