日本消化器内視鏡学会雑誌
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内視鏡的治療抵抗性のび慢性胃前庭部毛細血管拡張症に対し胃切除術を行い吻合部静脈瘤破裂を伴った1例
那須 眞示本田 浩一新関 修織部 淳哉室 豊吉
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2008 年 50 巻 6 号 p. 1441-1447

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抄録

症例は65歳女性.肝硬変の経過観察中,び慢性胃前庭部毛細血管拡張症(DAVE)を認め当科に紹介された.14回の内視鏡治療を行ったが,十分な効果が得られず胃切除術を選択した.しかし,術後8日目に吻合部近傍の胃静脈瘤破裂を起こし,EVL+1%A ethoxysklerolを用いた地固め療法を行った.門脈圧亢進症のある病態に胃切除術を行うと,異所性の静脈瘤が出現する可能性があり注意を要すると思われた.

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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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