日本プライマリ・ケア連合学会誌
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原著(活動報告)
学会における託児所運営の意義とプライマリ・ケア関連領域における設置の流れ
男女共同参画委員会村田 亜紀子西村 真紀
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2015 年 38 巻 2 号 p. 148-153

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抄録

託児所の設置は, 女性医師が働き続けやすい環境整備のためのポジティブ・アクションの手法の1つである. プライマリ・ケア関連領域では, 21世紀初頭, ニーズ調査や複数の当事者によるベビーシッター確保を契機に個別の学術大会・セミナー単位で託児所の設置が開始された. 3学会の合併により日本プライマリ・ケア連合学会が設立し, 2013年学会本部からの託児委託費の助成・男女共同参画委員会による託児所設置支援が開始した後より託児所充実へ向けた取組みが着実に進み, 2015年度現在, 学術大会 (懇親会含む) , 学会主催の4セミナー (春季・夏期・秋季・冬期) と1回の指導医養成講習会に託児所を設置している. 託児所の設置とプライマリ・ケア関連領域3学会の設立から合併, 現在に至るまでの流れ・学会員数等推移を照らし合わせて歴史を振り返る機会としたい.

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© 2015 一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
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