日本プライマリ・ケア連合学会誌
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原著(研究)
地域住民のQOL向上に向けたサテライトキャンパスの役割―サテライトキャンパス創設に向けた住民意識・生活状況の調査と検討―
佐藤 公子
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2017 年 40 巻 3 号 p. 116-125

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抄録

目的:本研究では,多様な地域社会の要望に対応できるウェルネス・プログラムを構築するため,2015年10月から11月にコミュニティセンター利用者を対象にSCに関するアンケート調査を実施した.

方法:アンケートはコミュニティセンターで配布と回収を行い,104名から回答を得た.分析方法はSCへの参加意欲とICTの関連などをカイ二乗検定で検討した.不参加群を平均年齢から57歳以下群と58歳以上群の2群に分け,2群間の比較をMann-WhitneyのU検定で行った.

結果:対象集団は,10歳代から80歳代までの各年代で,平均年齢は57.6歳±13.5歳である.SCウェルネス・プログラムでは健康関連セミナーが最も要望が高く,参加意欲はSC認識と情報伝達などに正の相関関係が認められた.

結論:これらのことから,「専門的強みを生かした講座設定,広報活動,交通整備,人材,予算」の5項目を整えていく必要性が示唆された.これに加えて,予防的活動と演習を取り入れていくことが住民のニーズの高い健康関連の講座提供になると考える.

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© 2017 一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
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