名古屋大学
2017 年 151 巻 p. 1-35
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
本論文では,従属節の主要部となるべき動詞『スル』,『言ウ』,『思ウ』の中止形が現れない特殊な従属節構造を取り上げる。これらの従属節構造が通常の中止形従属節構造には見られない意味的・統語的な制約を受けることを論じた上で,これらの制約を適確に捉え,なおかつ無形の動詞の存在を定立しない形式文法的分析を「記号に基づく構文文法理論(Sign-Based Construction Grammar)」の枠組みを用いて提示する*。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら