日本地球化学会年会要旨集
2003年度日本地球化学会第50回年会講演要旨集
セッションID: 1P45
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海洋
白化サンゴの骨格に見られる酸素・炭素同位体比変動:代謝効果と反応速度論的効果
*鈴木 淳川幡 穂高Gagan Micheal, K.Fabricius Katharina雪野 出
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抄録
1997-1998年に世界的な規模で発生したサンゴの白化現象について、そのサンゴ骨格の酸素・炭素同位体比記録に与える影響を、琉球列島石垣島およびグレートバリアリーフ・パンドラリーフのハマサンゴ試料について検討した。これらのハマサンゴ骨格には、白化の発生に伴い、酸素同位体比曲線には大きなジャンプが認められ, 約4-5ヶ月の間,骨格形成がほぼ完全に停止していたものと考えられる.骨格の炭素同位体比については、石垣島の試料が、白化後に低下傾向を示すのに対して、パンドラリーフの試料は増加傾向を呈した。これらの差異は、それぞれの生息環境に対応するして、炭素同位体比についてそれぞれ代謝効果と反応速度論的効果が卓越していることに起因すると考えられる。
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© 2003 日本地球化学会
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