日本地球化学会年会要旨集
2005年度日本地球化学会第52回年会講演要旨集
セッションID: 3B13
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岩石・地殻
摩砕石英粒子からの熱ルミネッセンス(TL)特性の粒径依存性と断層運動のTL年代測定について
*竹内 昭洋長濱 裕幸橋本 哲夫
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抄録
石英は熱せられる際に、その蓄積放射線線量に比例した強度の光を発する。この光を熱ルミネッセンス(TL)という。その様な蓄積放射線線量応答性のため、石英からのTLはしばしば焼成考古遺物や地層の年代測定に応用されている。断層運動の際に、ガウジ中の石英粒子が摩擦熱により十分に加熱され、それまでの蓄積放射線線量がゼロセッティングされていると仮定すると、TLは断層運動の年代測定にも応用の可能性がある。しかし、この仮定の妥当性に疑問視する研究者も少なくない。そこで本研究では、実際に摩砕した石英粒子からのTLを測定し、その粒径依存性から摩砕によるTL源(正孔・電子捕獲中心)の減少を定量的に検証する。更に、摩砕粒子表面に存在する表面不正層をもとに、TL源の摩砕による消滅メカニズムを考察する。以上のことから、断層運動のTL年代測定について言及する。
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© 2005 日本地球化学会
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