日本地球化学会年会要旨集
2008年度日本地球化学会第55回年会講演要旨集
セッションID: 1A10 21-10
会議情報
地球外および海底系熱水系有機物と生命の起源
高温高圧条件での前生物的ペプチドの生成:初期地球のダイナミクスの重要性
*掛川 武
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

ペプチドをいかなる条件で作り出すかは、生命起源において最も重要な問題である。さらにどのような地質条件がペプチド生成に適していたかも、明確な答えは存在しない。そこで本研究では高温高圧条件に着目し各種実験を行った。その結果、グリシン,ヴァリン,アスパラギン酸の高度重合が確認された。このことは冥王代地球の海洋底深部でペプチドが生成された可能性を示す結果である。

著者関連情報
© 2008 日本地球化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top