日本地球化学会年会要旨集
2008年度日本地球化学会第55回年会講演要旨集
セッションID: 3E15 13-10
会議情報
同位体で見る地球表層環境変動
川砂ジルコンから読み取る花崗岩質地殻のハフニウム同位体組成進化と大陸成長
*飯塚 毅小宮 剛李野 修士丸山 茂徳平田 岳史
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
花崗岩質地殻のハフニウム(Hf)同位体組成進化明らかにし、大陸成長モデルに制約を与えるため、本研究では巨大河川の川砂に含まれるジルコン約1,000粒について、年代測定及びHf同位体分析を行った。その結果、花崗岩質地殻のHf同位体組成は、(i) 約32?20億年前にかけて、マントルのHf同位体進化曲線からズレていき、(ii) 約20?13億年前にかけて、そのズレは減少し、そして(iii) 約13億年前以降は、再びそのズレが増加したことが、明らかになった。この発見と、川砂中に>32億年前のジルコンが欠乏していることは、以下のことを示唆する ― (i) 大陸は約32億年前に初めて誕生した。(ii) その後、大陸は約13億年前に全地球規模で急速な成長を遂げた。(iii) これらの大陸発達の結果、地球における堆積岩の質量は、約32億年前から13億年前にかけて増加し、 また、約13億年前以降は、古い堆積岩の若い堆積岩へのリサイクルが堆積岩の進化における主要な過程になった。
著者関連情報
© 2008 日本地球化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top