日本地球化学会年会要旨集
2010年度日本地球化学会第57回年会講演要旨集
セッションID: 2P43 08-P01
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マントル物質の化学とダイナミクス
ウダチナヤキンバーライト産ダイヤモンドの希ガス同位体組成
*田子 修也角野 浩史松藤 京介ゼドゲニゾフ ドミトリー鍵 裕之長尾 敬介
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抄録
希ガス同位体比は地球内部の物質移動の有効なトレーサーであり、今まで数々の研究報告がなされている。本実験では、未だ希ガス同位体比に関する研究報告例がないロシアのウダチナヤキンバーライト産のダイヤモンド(キューボイド)に対して、中心部(コア)及び外周部(コート)がそれぞれ地球内部のどのような場所で成長したかを明らかにすることを目的とし、赤外分光及び希ガス質量分析を用いた実験を行った。コアとコートのHe同位体比(7×10-6-9×10-6)はともに大陸下マントルの値(8×10-6)に近く差はみられなかった。このことと包有物の炭酸塩メルトの化学組成が均一であることや 炭素同位体比δ13Cの変動幅が小さいこと(-2~-6‰)をあわせて考えれば、ウダチナヤ産のダイヤモンドは大陸下マントルにおける化学的、同位体比的に均質な環境で成長したと考えられる。
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© 2010 日本地球化学会
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