抄録
本研究では,エフレモフカCV3コンドライト中のFluffy Type A CAIの岩石学的記載と,累帯構造を持つメリライト結晶の固溶体組成および酸素同位体組成の分析を行った.本CAIは,内部にWark-Loveringリムの断片のような構造があり,領域によって岩石学的特徴が異なることから,大きく4つのドメインに分類できる.各ドメインはその構造,鉱物組合せなどが異なり,特に2つのドメインのメリライトの固溶体組成と酸素同位体組成に違いが見られた.各ドメインの境界は大部分はWark-Loveringリムやその断片のような構造で区切られており,各ドメインは別々に形成され集合したものであると考えられる.