日本地球化学会年会要旨集
2011年度日本地球化学会第58回年会講演要旨集
セッションID: 3B06
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セッション7 炭化水素資源の地球化学
ヘッドスペースガス法を用いた炭化水素の地表地球化学探査
*早稲田 周岩野 裕継奥村 文章稲葉 充加藤 進
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抄録
秋田県由利原地域で実施された地震探鉱調査のダイナマイト孔を利用し、ヘッドスペースガス法による地表地球化学探査を実施した。C2~C6が100ppm以上の高濃度を示す2地点は、地表調査で油・ガス徴が発見されている地点にほぼ一致しており、地下にはこの地点付近から深部に達する断層が推定されている。エタンおよびプロパンの炭素同位体組成は鮎川および由利原油・ガス田深部の玄武岩層から産出するガスに近い値を示し、微生物分解作用を受けた浅部の下部天徳寺層や女川層から産出するガスとは異なる。このことは、本地域深部の玄武岩層から産出するガスと同等の熟成度のガスが断層を通路として地表まで移動していることを示唆している。また、地表付近での微生物分解作用を受けていないということは、ガスの流れが定常的で速いことを意味すると推定される。
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© 2011 日本地球化学会
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