地質学雑誌
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総説
地質学における方向データ解析法:円周データの統計学
新井 宏嘉
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2011 年 117 巻 10 号 p. 547-564

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抄録
方向データとは,地層の走向,古流向,鉱物線構造のように,ある基準方向からの角度で表されるデータであり,地質学で多用されるデータ形式である.さらに,時間,曜日,月などの周期的な時間データも,角度に変換すれば方向データとなる.方向データは一般に0°=360°で循環し,基準方向は任意に設定できるので,統計学的に扱う際には特別の方法(方向統計学)を用いる必要がある.本総説は,方向データのうち円周上の分布で表される円周データについて,その図示法,ばらつき・平均方向・順位と中央方向などの記述統計量算出法,代表的確率分布である円周一様分布およびフォン・ミーゼス分布,分布型の検討法,1標本および複数標本の仮説検定法について,例を挙げながら解説する.また,円周データ解析ソフトウェアも紹介する.
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© 2011 日本地質学会
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