地質学雑誌
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パキスタン北部 コヒスタン「古島弧」地殻断面
中島 隆佐野 栄白波瀬 輝夫
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1996 年 102 巻 9 号 p. XXIII-XXVI

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抄録
パキスタン北部のコヒスタン地塊は, 白亜紀にテチス海が閉じてユーラシア大陸とインド亜大陸が衝突した際, テチス海にあった島弧が挟み込まれて, その横倒しになった地殻断面が地表露出したものと言われている. 断面の最深部は, 上部マントル/下部地殻境界に達すると言われている. この仮想地殻断面の最下部から最上部までが, パキスタン北部のインダス川沿いに建設されたカラコルム・ハイウェイに沿って観察される.
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© 日本地質学会
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