地質学雑誌
Online ISSN : 1349-9963
Print ISSN : 0016-7630
ISSN-L : 0016-7630
日本海における上部第四系の放散虫化石帯区分
板木 拓也池原 研
著者情報
ジャーナル フリー

2003 年 109 巻 2 号 p. 96-105

詳細
抄録

日本海東部および北東部より得られた3本の海底コアから過去3万3千年間の放散虫群集の突然かつ急激な変化を明らかにした.このような変化は日本海のほぼ全域で同時に起こったことを示しており,そのバイオ・イベントをもとに4つの放散虫化石帯を設定した.すなわち,Ceratospyris borealis間隔帯(33~15 kyr BP), Stylochlamydium venustum間隔帯(15~12 kyr BP), Cycladophora davisiana間隔帯(12~10.5 kyr BP), Larcopyle butschlii間隔帯(10.5 kyr~現在)である.これらの放散虫化石帯区分は,炭酸塩補償深度(CCD)以深の炭酸塩化石の産出が少ない日本海の後期第四紀堆積物の対比に有効である.

著者関連情報
© 日本地質学会
前の記事 次の記事
feedback
Top