杏林大学脳卒中医学教室
2017 年 54 巻 4 号 p. 508-513
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人口の高齢化の進展に伴い,脳卒中を発症する高齢者が増加している.脳卒中,特に脳梗塞に関して,高齢者は心原性脳塞栓症の頻度が高く,皮質の広範囲が侵され重篤となることが多い.近年,急性期治療のエビデンスが確立し,アルテプラーゼ静注療法および血管内治療は年齢に関わらず一貫した効果があることが示された.適応基準を満たす場合は高齢者に対しても積極的に急性期治療を検討すべきである.また,高齢者は合併症に対しても注意が必要である.
老年病
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