東京都健康長寿医療センター研究所システム加齢医学研究
2019 年 56 巻 2 号 p. 116-123
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骨粗鬆症は,加齢に伴う原発性骨粗鬆症,他疾患や薬剤などに起因する続発性骨粗鬆症に分類され,その原因ごとに発症メカニズムが存在する.原発性骨粗鬆症は,性ホルモンの低下が主因となる病態であるが,細胞老化・性腺以外の臓器の老化など性ホルモンに依存しない要素も原因となり,骨粗鬆症の発症は生活習慣,遺伝的素因の影響も受ける.これらのメカニズムの分子基盤の解明は,リスク評価や治療介入において,個別の病態に応じた適切な診療につながることが期待される.
老年病
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