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日本老年医学会雑誌
Vol. 39 (2002) No. 3 P 271-273

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http://doi.org/10.3143/geriatrics.39.271


抗生物質起因性大腸炎は高齢者に多い疾患といわれている. 高齢者においても, 生活様式の変化などにより, その臨床像も変化している可能性がある. そこで, 高齢者を対象とした当院で最近経験した54例, 平均年齢80.5歳を対象とし, 原因抗生物質, 投与期間, 発症までの期間, 基礎疾患, 症状, 検査所見, 治療方法, 予後について retrospective に検討した. 偽膜性大腸炎 (PMC) は急性出血性大腸炎 (AHC)より高齢者, 女性に多い傾向があり, 起因抗生剤はセフェム系, ペニシリン系が多い傾向があった. PMCの症状の trias は下痢, 発熱, 腹痛であり, PMCの基礎疾患は神経精神疾患が多く, AHCでは糖尿病が多かった. 最近のPMCの toxin Aによる発症機序と予防について解説を加え, 報告する.

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