日本老年医学会雑誌
Print ISSN : 0300-9173
高血圧, 陳旧性心筋梗塞, 高脂血症で28年間経過観察中に腹部大動脈瘤破裂術後11年で胸部大動脈瘤破裂にて死亡した86歳男性の1剖検例
小野 周子芦田 映直杉山 卓郎藤井 潤本間 栄谷本 昭英
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41 巻 (2004) 6 号 p. 670-674

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抄録

高齢者では複数の疾患が共存することが多いが, その成立の全経過を観察できる機会は必ずしも多くない. 本報告例は50歳で高血圧, 58歳で急性心筋梗塞を発症後, 直腸癌, 腹部大動脈瘤切迫破裂を経過した後, 86歳で胸部大動脈瘤破裂で突然死するまでの全経過を観察しえたので, 剖検所見を含めて報告する. 本患者は86歳で突然死する直前まで医師として活動し, 高い quality of life を維持しており, その一因として高度の粥状硬化病変があったにもかかわらず脳の合併症がなかったことが考えられる.

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