損害保険研究
Online ISSN : 2434-060X
Print ISSN : 0287-6337
<論文>
大規模調査データによる消費者の保険加入行動の理解(1)
—属性やリスク資産保有との関係—
竹内 真登星野 崇宏
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2018 年 79 巻 4 号 p. 1-38

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抄録

 本研究は,17万人を超える非常に大規模な調査データを用いて消費者の保険加入行動について,回答者の基本属性や金融資産におけるリスク資産保有比率との関係から検証することを目的としている。基本属性別の結果で,筆者らは各保険商品の加入状況,各保険加入者の利用チャネル,自動車保険・火災保険加入者におけるインターネット加入の比率が属性によって変化するかどうかを示した。更に,リスク資産保有比率が0%の回答者を除いてリスク資産保有比率が高まるほど各保険商品の加入率が低下する傾向にあること,リスク資産保有比率が高い(またはリスク資産を保有する)回答者ほど自動車保険・火災保険の契約でインターネットの利用率が高まることを見出した。最後に,筆者らは得られた結果のインプリケーションと今後の課題を議論した。

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