41 巻 (1968) 6 号 p. 520-526
エチレン-プロピレンゴムのP-キノンジオキシムとクロラニール, および, P-キノンジオキシムと二酸化鉛による橋かけ反応について研究し, 前報に示したペルオキシドとオキシム化合物による加硫系と比較した.
オキシムと酸化剤による加硫は, ペルキオシドとオキシムによる加硫系でのポリマーラジカルとオキシムとの反応による加硫とは異なった橋かけ反応であり, オキシムの酸化生成体であるP-ジニトロソベンゼンを経由しての橋かけ反応であると考えられた.
なお, クロラニールを用いると, 加硫ゴムはブルーム性が大きく, モールドに接着する傾向があり, 一方, オキシムと二酸化鉛の系はスコーチが非常に早く, 加硫ゴムは発ぽうする傾向がみられた.また, EPDMのジクミルペルオキシド加硫に二酸化鉛を加えると加硫が著しく促進されることも認められた.