低濃度のポリブタジエンゴム溶液を加熱すると分解が優先的に起こり架橋反応は起こらなかった. 加熱によるゴム溶液の粘度低下速度は溶媒により非常に異なった. すなわち, 溶媒により粘度低下速度は次の順に小さくなった. o-ジクロルベンゼン>モノクロルベンゼン, o-キシレン>i-プロピルベンゼン>エチルベンゼン>トルエン
この顕著な溶媒効果は, 溶媒の極性や溶解性パラメーターよりも溶媒分子の立体的なものが支配的因子であると推察された. また, 過酸化ベンゾイルの添加により分解は非常に促進され, N-フェニル-2-ナフチルアミンなどのラジカル禁止剤の添加や窒素ふん囲気中では分解はほとんど起こらなかった.