日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
機械処理法によるゴム粉改質効果
藤本 邦彦西 敏夫岡本 剛
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54 巻 (1981) 5 号 p. 304-309

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抄録

使用済み乗用車タイヤを機械的に粉粋して得られたゴム粉に硫黄, 加硫促進剤などの第3物質を添加し, ロールによって素練りし改質ゴム粉を製作し, その改質ゴム粉複合物について, 加硫速度及びマトリックスゴム相の架橋密度に与える効果について検討した.
その結果, 第3物質添加は, 主として加硫速度に与える効果であるのに対し, 素練りは, 架橋密度及びゴム粉粒度に与える効果が大きく, 併用によってかなり良質の複合加硫物が得られることが明らかになった. また, 改質されたゴム粉複合物の強さにおいて, 加硫速度効果, 架橋密度効果の大きい複合系ほど引張強さは増大するが, 一方, 引裂表面エネルギーは減少する結果が得られ, その主原因は, マトリックスゴム相の架橋密度によるものと推定した.

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© 一般社団法人 日本ゴム協会
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