インターナル•ミキサーによるEPRの混練加工機構を研究する一段階として種々の混練加工性判定指標について検討した. 本報告では主として非油展EPRを取扱う. ブラベンダー•プラストグラフで混練して得られたコンパウンドの物性を混練時間に対してプロットしたところ, 多くの曲線はSBRと同様に一つの屈曲点を示すことを見出した. この屈曲点までの消費時間は, 顕微鏡観察から確認されたように最小混練時間(tmin)を意味するものである. 押出収縮率によるtminは, 配合及び機械条件の幅広い変化に耐えて応用され得る特色がある. 一方, 体積固有抵抗と最大引張応力によるtminは, 混練がある“柔らかい”配合でなされると, そのEPRに固有な他の条件に支配されない混練加工性を見つけるのに適している.
混練の進行につれて, 体積固有抵抗は平衡値に近ずく, この平衡値の常用対数値をPI値と名づけた. PI値をtminに対してプロットするとよい相関関係が得られた. PI値の測定は, 諸判定指標中最も簡便であり, 混練加工性の品質管理あるいは一般的評価に適している.