日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
固着強度に及ぼす環境因子と表面因子の影響
森 邦夫榊田 宏渡辺 明中村 儀郎
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60 巻 (1987) 4 号 p. 206-211

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抄録

金属板と加硫ゴムの固着を環境因子と表面因子について検討した. 固着は初期に起こる物理吸着による成分とその後に起こる化学反応による一次結合の成分に分けられる. 固着強度は一般に, 試験温度の増加とともに増加するが, 試験温度に対しては最大値が存在し, ある時間以後は減少する傾向にあった. また湿度に関してはその増加とともに増加する傾向と減少する傾向があったが, これは銅板とアルミニウムで異なった. 金属板と加硫ゴム表面の表面粗さが小さいほど, 両者の接触面積が増えるため, 固着強度は増加した. 加硫ゴムの硬度の増加は金属表面に対するゴム分子鎖の吸着を抑制するので固着強度を減少させた. 金属を低エネルギー表面に改善することにより固着強度は減少した.

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© 一般社団法人 日本ゴム協会
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