宝石学会(日本)講演会要旨
平成13年度 宝石学会(日本)講演論文要旨
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青海、橋立の102トンの層状、ラベンダー·緑色ヒスイ岩塊
茅原 一也青海町自然史博物館
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p. 21

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抄録

青海町橋立の河床に分布するヒスイ岩塊のうち特に大型のものが3個ある。これを上流からA, B, Cとする。
A岩塊は現状のままであり、ラベンダーヒスイを含む層状構造を有している。
B岩塊は盗難を避けるため、止むなく青海町自然史博物館の前庭に移された。このヒスイ岩塊は重さ約42トンで、層状構造が顕重であり、中に巾2∼3mmの青色鉱物脈が数本入っている。
C岩塊は同様な理由でピアパークに移された。この岩塊は重量102トンで、ラベンダー·緑色·白色の層状構造が著しい。一部に青色の小脈がある。
青色鉱物脈
分析電顕を用いた分析結果を次に示す。これはWater freeとした成分である。一方、青海川下流河口付近の転石から宮島ほか(1998)は青色の新鉱物を報告し、糸魚川石(SrAl2Si2O9(OH)2H2O)と命名した。これらを比較すると、橋立の河床の巨大ヒスイ岩塊中に存在する青色脈をなす鉱物は同様な新鉱物である。

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