宝石学会(日本)講演会要旨
平成17年度 宝石学会(日本)講演論文要旨
セッションID: 13
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インターネットから得られる宝石の情報について
林 政彦
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抄録


 インターネットとは、もともと1969年に米国の国防省によってつくられたネットワークが前身で、その後、大学や民間レベルで使いやすいものへと発達してきた。米国ではパソコンが急速に普及し、電話回線を通して商品を見ながらショッピングが楽しめるといった、通信販売に関する情報が数多くある。分厚いカタログをつくり、わざわざ家に届ける必要がないので、販売する方の負担が減るし、利用する方もコンピュータ・ソフトのお陰で、以前より簡単な操作によって、必要な商品の最新情報が入手しやすくなっている。
 一方、わが国も米国と同様にインターネットを利用した販売が急速に増えている。当然のことながら、宝石販売にも利用されている。特に、宝石の原石とも言える、鉱物については、インターネット・オークションなどでも盛んに売買されている。
 しかし、インターネットで売られているものが、正しく表示されているものであるかどうか、実際に実物を見るまでは不安が残る。
 今回は、インターネットから得られる宝石の情報について、実際にインターネットで購入した宝石が、明らかに異なっていた例を紹介し、注意を促すと共に、今後のインターネットの活用方法について述べる。

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© 2005 宝石学会(日本)
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