宝石学会(日本)講演会要旨
2019年度 宝石学会(日本)講演論文要旨
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2019年度 宝石学会(日本) 一般講演要旨
真珠のテリ測定とグレーディングへの応用の試み
*矢﨑 純子鈴木 千代子小松 博
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p. 23

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抄録

真珠の品質要素の中で、テリは最も重要であるとされているが、通常経験者の目視によって評価されている。

今回、真珠のテリの評価方法について、国立真珠研究所報告(1956~1978)やその後の報告を調べ、真珠のテリ計測方法をまとめた。その中で現在測定できるとされる機器で真珠のテリ測定を試みた。また、当研究所では、1997 年に真珠に映る光源像の輝度・拡散値よりテリを計測する方法(2010 年宝石学会、田中ら)、2014 年に真珠を拡散光源に接触させたときの干渉色を測定する方法(2014 年宝石学会、小松ら)を発表してきたが、この方法による測定も併せて行った。その結果、光沢計では真珠表面の荒れ段階は測定できるが、いわゆるテリの測定は難しいことがわかった。

次に、各測定法の特徴をまとめ、テリ測定方法によるテリ評価を試みた。真珠連材における評価を輝度と干渉色値を併用して行うことによって、客観的なテリ評価がある程度可能であることを検証した。

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