抄録
大阪大学にて開催されたシンポジウム「共生社会の実現に必要な「ことばへのまなざし」」の参加報告です。コーダと教師のオートエスノグラフィーを例として、ディスアビリティとことばの関連を明らかにしています。テーマにある「ことばへのまなざし」は、民生委員、児童委員の著者にとって日々の活動を省みるよい契機になりました。まずはじめにシンポジウムの概要を述べ、つぎにオートエスノグラフィの考察をしています。まとめとしては、シンポジウム参加に触発されて民生、児童委員の自己物語りの可能性を記しています。なお本文の下線強調は著者によるものです。