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肺癌
Vol. 47 (2007) No. 6 P 769-776

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http://doi.org/10.2482/haigan.47.769

第22回肺癌集検セミナー

肺癌検診へのCTの導入が世界的に広まり,高い肺癌発見率であることが明らかとなってきた.一方で,非常に高い有所見率,かつ高い偽陽性率が問題となってきている.受診者の30~70%に少なくとも1個の結節性病変が初回の検診CTで認められる.しかし,指摘された病変の約2~3%前後が肺癌であるに過ぎない.また,CT検診による肺癌の死亡率減少効果は,未だ証明されていない.このような状況で,低線量CT検診で発見される小病変の診断と経過観察基準の制定は非常に重要である.孤立肺結節の取り扱いのガイドラインは,費用―利益効果を十分に考慮したものでなければならない.我が国では,日本CT検診学会より「Single slice helical CTによる肺癌CT検診の判定基準と経過観察ガイドライン」の案が2005年1月に出された.本稿では,この案をもとに低線量CT検診における診断と経過観察の現状と問題点について述べる.

Copyright © 2007 日本肺癌学会

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