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肺癌
Vol. 49 (2009) No. 1 P 1-7

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http://doi.org/10.2482/haigan.49.1

総説

CTの病期診断率は高くないが標準検査として確立されている.より正確に診断するため造影CTも必要である.CTとPETではPETの成績が優れているが両者は独立して,また補足し合って意義があろう.PETは偽陽性例,偽陰性例が問題となるがリンパ節の短径1 cm以上例ではPETも施行すべきである.ただし画像診断は組織診に代わるものではない.経気管支鏡下針生検の成績はその施設の検査法,診断能力と症例の病期分布に大きく依存していた.経食道超音波内視鏡は縦隔鏡の到達できない部位の検索に有用である.気管支腔内超音波検査法は技術習得訓練が必要だが,比較的低侵襲で細胞,組織診断を得られる方法として広まりつつある.胸腔鏡下生検は縦隔リンパ節診断の最終手段として考慮される.結論的には腫大したリンパ節には侵襲的診断が必要であり,適切な方法を選んで行うべきである.EUS-NA, TBNA, EBUS-NA, TTNAなどで陰性であればやはり縦隔鏡検査が推奨される.ただ縦隔鏡検査は現在なおgold standardだが,比較的低侵襲な方法に今後大部分はとって代わられるであろう.

Copyright © 2009 日本肺癌学会

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