国立がん研究センター中央病院病理・臨床検査科
2018 年 58 巻 2 号 p. 77-82
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近年の生命科学の発展により,疾患の特性に基づく精密医療precision medicineが実装されつつある.肺癌はEGFR分子標的薬を端緒にALK, ROS1そしてPD-L1と治療薬開発・導入が日進月歩であり,対応するコンパニオン診断薬・体外診断薬の結果に基づいた医療が行われている.本稿では,肺癌の病理検体を用いるコンパニオン診断の現状と,病理医から見た注意点について概説する.
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