国立療養所中野病院
1978 年 18 巻 4 号 p. 365-370
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癌性胸膜炎に対する病理組織学的診断として, Vim-Silverman針による体壁胸膜生検を30例に施行し, 胸膜が採取されたのは21例 (70%), そのうち組織学的に診断しえたのは10例 (47.8%) であった.一方, 胸腔鏡下胸膜生検は12例に施行されたが, 診断しえたのは10例 (83.3%) であった.胸水貯留疾患の場合, 結核性か, 癌性か鑑別する事が困難な事が多く, その際には胸膜針生検および胸腔鏡下胸膜生検は試みられるべき方法と思われる.
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