21 巻 (1981) 4 号 p. 405-409
肺癌症例97例について四種類の遅延型皮膚反応を用いて測定を施行した. 総合的評価は各種皮膚反応の発赤直径を対数にとり, その平均値よりSkin Test Index (STI) を算定した. この成績を肺癌TNM, 病期分類, 組織型, 手術内容, 予後および栄養状態などとの関連において, 比較検討を行った. 結果は (1) T3, N2にSTIの低下をみた. (2) 非治癒手術群にSTIの低下をみた. (3) STI 1.0以上の症例に栄養指標の低下をみた. (4) STI1.0以上症例に2年以上生存者が多数みられた.