25 巻 (1985) 5 号 p. 581-588
原発性肺癌の臨床病期分類におけるCTの有用性と限界について検討した.c-TNのspecificityは比較的良好であったが, sensitivityは低かった.とくにc-T3のsensitivityは69%, c-N2のsensitivityは42%であった.N因子診断に関して, 類表皮癌ではoverestimation, 腺癌では, underestimationし易い傾向が認められた.腺癌では, 非連続性縦隔リンパ節転移が認められた.術前のresectabilityの決定という点において, CTの有用性は最も高いと思われる.