肺癌
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肺野小結節影スクリーニングにおける間接撮影法と直接撮影法の診断能の検討
ROC解析を用いたprospective study
小林 健高島 力上村 良一木船 孝一
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35 巻 (1995) 3 号 p. 295-300

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抄録

我が国における肺癌集検では肺野型肺癌のスクリーニングには間接撮影が以前より用いられているが, その結節診断に対する診断能についての定量的な解析報告はない.この点につきフィルム/スクリーン法 (直接撮影) と比較しROC解析を用いprospectiveに検討した.対象は間接撮影と直接撮影を同時期に撮影された内, 2cm以下の結節影の存在する22例と存在しない19例の計41例である.9名の放射線科医が結節の有無につき両画像を5段階で評価し, ROC解析を用いてそれぞれの診断能を評価した.診断能では間接撮影は直接撮影と比較し5%の危険率で有意に劣っていた.だが, 感度では両者に差がなく, 特異度が間接撮影で有意に劣っていた.間接撮影は肺野型肺癌スクリーニングに使用する場合, 偽陽性を多くするものの, 見落としは直接撮影と比較し差はなく, 経済性, 時間効率を考慮し現状の集検に使用することはやむを得ないと考えられた.

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© 特定非営利活動法人 日本肺癌学会
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