43 巻 (2003) 7 号 p. 998-1000
中心型早期扁平上皮癌の発見に喀疾細胞診は有用である. 1993年-2002年の10年間に都内の住民, 職域を対象とし98,026件をYM蓄疾法による喀疾細胞診を実施した. 原発性発見肺癌例は扁平上皮癌31例, 腺癌7例, 小細胞癌1例, 大細胞癌1例, 計40例 (10万比40.8), 扁平上皮癌発見例中11例が1期癌例で, 発見肺癌の平均年齢は66.0歳であった. 判定の精度を維持するために1日の鏡検枚数は経験に応じ60枚以内, 判定基準の標準化のため精査結果の非癌例を含め細胞の所見を把握し, 診断基準の修正, 維持に努めている.