54 巻 (1985) 1 号 p. 25-33
現在われわれの研究室において,鼠癩菌,Hawaiian株は悪性型皮下大結節からのみ継代してきたHawaiian-M(HM)株と,良性型皮下小結節からのみ継代されてきたHawaiian-B (HB)株の2株として維持されている。しかも,この両株については,HB株が本来の菌力を保持していると思われるのに,HM株はその菌力が減退していることを明確たすることができた(1)。その実験は両株ともそれぞれマウス継代40代目の菌を中心に行ったものであり,その後も両株の菌力についていろいろと検討してきたが(2-7),ここに継代50代目の接種成績が得られたので,層これを第1報(1)の成績などと比較して,その後の継代による菌力の変化について検討してみたい。