人文地理学会大会 研究発表要旨
2013年人文地理学会大会
会議情報

特別研究発表
応用地理学をめぐって
1980年代以降の英語圏を中心に
*梶田 真
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 16-19

詳細
抄録

近年、報告者は自身の経験的な研究との関係を中心に、人文地理学と公共政策の関係について英語圏地理学を中心に考察を行ってきた。本発表では、これらの成果を踏まえた上で、①レリバンス(relevance)をめぐる議論、②全米研究評議会(National Research Council)の2本の報告書(『Rediscovering Geography』(1997)、『Understanding the Changing Planet』(2010))の公刊とこれに対する地理学者の反応、③純粋研究・理論研究と応用研究の関係をめぐる議論、④学術研究としての応用地理学の位置づけ、などを手がかりとして、1980年代以降の英語圏における応用地理学、ないしは地理学の応用をめぐる動きを整理し、地理学と公共政策との関係について考察すると共に、日本の人文地理学に対するインプリケーションについて考えていきたい。

著者関連情報
前の記事 次の記事
feedback
Top