保健師教育
Online ISSN : 2433-6890
ブロック活動報告
東海,近畿北ブロック,北陸,近畿南ブロック合同活動報告
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2022 年 6 巻 1 号 p. 65

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I. はじめに

両ブロックによる合同研修会について報告する.夏季研修会の企画運営準備は北陸,近畿南ブロックが,冬季研修は東海,近畿北ブロックが主担当で行い,全国会員校限定のWeb(オンライン)にて実施した.

II. 活動結果

1. 夏季研修会

【テーマ】

新カリキュラムにおいて強化する教育内容に関する工夫・課題についての情報交換

【開催日時】

令和3年9月25日(土)13:30~16:30

【内容と参加人数】

1)情報提供として,保健師助産師看護師学校養成所指定規則改正により重視する公衆衛生看護学教育についての情報を全国保健師教育機関協議会教育課程委員会委員長 岩本里織氏(神戸市看護大学)から行った.参加者数93名,内訳:東海・近畿北ブロックおよび北陸・近畿南ブロック63名,ブロック外29名,不明1名であった.

2)情報交換会として,「新カリキュラムにおいて各校が強化する教育内容に関する工夫・課題」をテーマに,職位毎に17グループに分かれて,約1時間の情報交換を行い,全体発表は計6グループが行った.参加者数69名,内訳:東海・近畿北ブロックおよび北陸・近畿南ブロック48名,ブロック外21名であった.

活発な意見交換ができ,参加者は各校の状況や具体的な工夫を学び,今後の教育活動へ活かす示唆が得られた.内容が広範囲であったため,テーマを絞って話し合いたい等の意見があった.また,全国からの参加も多数あり,ブロックを越えた情報交換ができ好評であった.

2. 冬季研修会

【テーマ】

地域診断から事業計画,計画策定につなげるための教育・講演を聞いての意見交換

【開催日時】

令和3年12月25日(土)13:30~16:30

【内容と参加人数】

1)テーマについて,大阪府立大学大学院 看護学研究科地域看護学教授 都筑千景氏から講演いただいた.参加者数124名,内訳:東海・近畿北ブロックおよび北陸・近畿南ブロック77名,ブロック外47名であった.

2)講演を聞いての意見交換会を,職位毎18グループに分かれて,約50分間行い,全体発表を計3グループが行った.参加者数115名,内訳:東海・近畿北ブロックおよび北陸・近畿南ブロック71名,ブロック外44名であった.

テーマを絞って講演をご依頼できたため,「保健師に求められる実践能力と卒業時の到達度」を前提として,学生への具体的な教授方法の説明を聞くことができた.そのため,意見交換会では,講演を受けての各校の実施方法や現状について活発に話し合われ,学びを活用していきたいというコメントが多数見られ好評であった.

III. まとめ

次年度もWebで研修会を開催し,全国の会員校間での有用な情報収集,意見交換の場を提供していく.

Biographies

担当:長谷川美香(福井大学)

堀井節子(京都光華女子大学)

吉田久美子(大阪医科薬科大学)

立林春彦(太成学院大学)

原田小織(愛知保健看護大学校)

浜崎優子(佛教大学)

 
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