北陸作物学会報
Online ISSN : 2189-7417
Print ISSN : 0388-8061
籾の呈色反応を利用した赤米識別手法の実用性
細井 淳小林 聡佐藤 強渡邉 修
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ジャーナル オープンアクセス

2016 年 51 巻 p. 29-31

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抄録

収穫物に混入した赤米を籾の状態で識別できる新規手法を考案した.使用する溶液の種類を比較したところ,酒石酸鉄水溶液に界面活性剤を加えたもので最も良い呈色反応が得られた.浸種の工程において,酒石酸鉄水溶液を使用したところ水稲種子の発芽率への影響も無く,赤米籾における呈色反応も良好であった.一方,籾集荷作業での活用を目的として,この溶液の現場活用を試みたものの呈色反応時間を長く要したため実用性には乏しかった.以上より,酒石酸鉄水溶液による赤米籾の識別手法は,純度を保障すべき種子生産現場での種子予措で有用な手段と判断された.

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© 2016 北陸作物・育種学会
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