ホソカワ粉体工学振興財団年報
Online ISSN : 2189-4663
ISSN-L : 2189-4663
平成28年度 研究助成成果報告
新規金属潜熱蓄熱粉システムの開発
米澤 徹
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2018 年 26 巻 p. 140-144

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抄録

熱マネジメントを可能とする金属ナノ粒子潜熱蓄熱粉システムを構築する研究を行う.既存の有機材料では応用が困難な中温度領域(200°C~400°C)を目指し,高熱伝導率で抜熱効果が優れる低融点金属や合金のナノ粒子を潜熱蓄熱材として利用する.例えば,マフラーの熱をエンジン部に輸送するなどの,PCMを用いた熱輸送システムへと展開することを目標としている.具体的には,金属酸化物と金属をベースとしたコアシェル型コンポジットナノ粉体を作製し,それを液中に分散させて用いる.本研究では,スズナノ粒子をシリカなどでコーティングしたコアシェル型ナノコンポジットを作製し,その微細構造を検証し,熱挙動について検討を重ねた.そして,得られたコアシェル型ナノコンポジットは,高温時のスズの融合・焼結を防ぐことが可能で,溶解凝固繰り返し100サイクルまで顕著な変化を見せなかった.

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