岐阜大学工学部
2019 年 27 巻 p. 58-62
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ナノ粒子をポリマーマトリックスに分散させた複合フィルムの機能性を最大限発現させるためには,所望の分散性を持つ粒子を作製することが必要である.用いるポリマーマトリックスの物性に合わせた粒子表面を,あらかじめ把握するための指標として,ハンセン溶解性パラメーター(HSP)を応用することを提案した.未改質,NH2改質,CF3改質の性質の異なる表面を持つシリカ粒子のHSP値を決め,セルロースアセテートポリマーのそれと比較しNH2改質が最適と判断した.実験的にも証明でき,HSP値の有用性を示した.
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